こんにちは♪
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、世界中で広く読まれる名作を世に残しておられる、アメリカの児童文学作家であり、イラストレーターであるChris Van Allsburgさんの作品の一つをご紹介させていただきます。
本について
アメリカのミシガン州のご出身のChris Van Allsburgさん。しばしば、「絵本の魔術師」とも称されるAllsburgさんの人気は、多くの人がご存知だと思います。
今回は、少年が見た夢をテーマにした絵本、『Just a Dream』をご紹介したいと思います。
YL 2.5~3.0程度 語数は1,670語 Lexile: 550Lの本です。
本の内容のご紹介
Walter少年がこの本の主人公です。
Walterは、学校帰りに、いつものようにジェリーたっぷりのドーナッツを買って
道すがら食べて、食べ終わったら紙バッグをポイっと道に捨てます。
家に着く前には、お隣さんの女の子Roseが誕生日プレゼントにもらった木に
水やりをしていました。
でも、Walterには木のプレゼントの何がいいのかさっぱりわかりません。
夕食後、ゴミを外のゴミ箱に捨てます。分別もしないでごちゃ混ぜに。
だって、いいテレビ番組がやっていて、それどころじゃないから。
その夜、Walterは夢を見て、未来に旅立ちます…。
着いた先で目にしたのは、ゴミに埋もれた町だったり、爪楊枝のために
木を切り倒し続ける人の姿だったり、煙が立ち込める工場の煙突だったり、
エベレストの山頂に建つホテルだったり…。
「単なる夢なんだ」(just a dream)と思い直して眠りにつきますが、
辿り着い先々で、絶望的な景色を目にします…。
そしてようやく目覚めた後、Walterがとった行動とは…?
シンプルなよくあるストーリーだと思います。
だからこそ、陳腐にもなりがちなストーリーだと思います。
しかし、「絵本の魔術師」の手に掛かれば、伏線を巧みに使いながら、
神秘的な夢空間が雰囲気たっぷりに広がります。
やはり、Allsburgさんの力量ですね。
読んで後悔はありません。
気になれば、是非、手に取ってみてくださいね!
最後に
この本には、『ゆめのおはなし』の邦題で和訳版も刊行されているので、合わせてご紹介させていただきます!
Chris Van Allsburgさんの作品としては、他の本も紹介した記事がありますので、よろしければ、どうぞ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬