こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、ユダヤに伝わる民話を再話したコールデコットオナー賞作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介するのは、Margot Zemachさんが文とイラストを手掛けた絵本、『It Could Always Be Worse』です。1978年にコールデコットオナー賞を受賞した名作です。表紙に銀メダルが輝いていますね。
YL 1.6~2.0程度、語数は829語 Lexile: AD590Lの本です。
本の内容のご紹介
昔、ある小さな村に、貧しい男がいた。
小さな一部屋しかない小屋に、母親、妻、6人の子どもたちと暮らしていたため、
喧嘩や口論が絶えなかった。
そんな暮らしが堪えられなくなった男は、ラビ(ユダヤ教の宗教的指導者)のもとへ
相談しに行く。
するとラビは、家で飼っている鶏やガチョウを家に入れて一緒に暮らすよう伝えた。
男は指示通りに家に鶏とガチョウを入れると、家の中はますます混乱した。
そこで男は再びラビのもとに行く。
すると、今度はヤギを家の中で一緒に暮らすように言われる。
半信半疑ながらも男はヤギを家の中に入れると、家の中はさらに混乱した。
男は、再度、ラビのもとに行った。
すると、今度は牛を家の中で一緒に暮らすよう言われたが…。
教訓が含まれていますが、お話としても楽しめる本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『ありがたいこってす!』の題名で和訳版も出ています。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬