こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、日本でも広く読まれ、ディズニーでも取り上げられている、『シンデレラ』のお話を、継母の視点から描いた、愉快な絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Trisha Speed Shaskanさんが文を、Gerald Guerlaisさんがイラストを描いた絵本、『Seriously, Cinderella Is So Annoying!: The Story of Cinderella As Told by the Wicked Stepmother』です。
以前、このブログでもご紹介した『Trust Me, Jack's Beanstalk Stinks!: The Story of Jack and the Beanstalk as Told by the Giant』や、『Honestly, Red Riding Hood Was Rotten!: The Story of Little Red Riding Hood As Told by the Wolf 』の姉妹編の絵本です。
YL 1.0~1.4程度 語数は743語 Lexile: 520Lの絵本です。
絵本の内容のご紹介
世界中で広く読み継がれている童話『シンデレラ』。
心優しいシンデレラが、継母とその連れ子の姉たちに虐げられながらも、懸命に毎日を過ごし、最後は王子様と結ばれるというあの有名なお話です。
この絵本は、このお話を、あの意地悪な継母の側からコミカルに描いたパロディー作品です。
この本で描かれている継母は結構可哀そう…。
だって、継母がシンデレラのお父さんと出会い結婚するとすぐに、お父さんはどこかに仕事で(?)出かけたままになってしまったのですから…。
残されたシンデレラは、とにかくお話好き。常に、物語を語り続けます…。
それに、家の掃除もできていないで埃だらけ。
継母があれこれと指示をしても、あっという間に掃除や洗濯を終えて、丁寧に仕事をしている様子がありません…。
そして、手が空けば、ず~っと話をしていて、たまりません…。
そして、王子様から舞踏会への招待状が届いた時、ずっと喋りっぱなしのシンデレラは声が出なくなってしまったので、断腸の思いで、健康上の理由から、シンデレラを家に残すことにしましたが…。
シンデレラの立場だけでなく、意地悪な継母の言い分も聞いてあげたい方にお薦めの愉快な本です。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
このブログでは、これまでにパロディーの絵本を紹介しています。もしご関心がありましたら、ぜひどうぞ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬