こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、ペーパーコラージュで表現された絵が素晴らしい、読み聞かせにも好適な絵本をご紹介したいと思います。2004年のコールデコットオナー賞を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、Steve Jenkinsさんが文を、Robin Pageさんがイラストを手掛けた絵本、『What Do You Do with a Tail Like This?』です。2004年にコールデコットオナー賞に輝いた名作です。表紙に、銀メダルが輝いていますね。
YL 1.2~1.6程度 語数は471語 Lexile: 510Lの本です。
本の内容のご紹介
動物や虫には、多くの形の鼻や耳や目や口や足や尻尾があり、それぞれの生息環境に特化し、順応して進化して機能している。
この自然の多様性と進化の凄さが、本書を読めば視覚的もよく分かります。
本書では、特徴的な鼻、耳、目、口、足、尻尾を持つ動物や虫が、それぞれ5種類ずつ、全部で30種類紹介されています。
構成としては、まず特徴のある、いくつかの生物種の鼻や耳などをアップで紹介し、それがどんな機能を果たしているのかを問いかけます。
そしてページをめくると、それぞれの鼻や耳などがどの生物種のものなのかとともに、それぞれの機能について簡潔に紹介しているかたちをとっています。
最初の問いかけは、読み聞かせの際、インターアクティブにするためにとても効果的です。
"Whose nose is this?"とか、"What do you do with eyes like these?"などの問いかけをして、読者の関心を引くことができるからです。
また、ペーパーコラージュで描かれた動物たちが生き生きと表現されているのも本書の特長です。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この作品は、『こんなしっぽでなにするの?』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
なお、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬