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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、中英語記の傑作『カンタベリー物語』の「チャンティクリアときつね」のお話を描いた絵本をご紹介させていただきます。1959年のコールデコット賞を受賞した古典的作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、Geoffrey Chaucerが書いた中英語期の傑作、『Canterbury Tales』(『カンタベリー物語』)の、尼院侍僧の話(The Nun's Priest's Tale)
の中からの1篇を、Barbara Cooneyさんが子どものために描いた絵本、『Chanticleer and the Fox』です。
1959年のコールデコット賞受賞作品です。
YL 2.5~3.5程度 語数は1,391語 Lexile: AD840Lの本です。
本の内容のご紹介
昔々、ある貧しい農家の家に、Chanticleerという素晴らしい雄鶏がいました。
声は教会のオルガンの音よりも快活で、鶏冠は素晴らしい赤い色をしていました。
足の青さ、爪の白さ、羽根の輝きも素晴らしいものでした。
Chanticleerは、7匹の牝鶏を従えていました。
ある日、Chanticleerの元に、一匹のキツネがやってきました。
そして、どの天使よりも素敵なその声を聴きに来たのだと伝えます。
Chanticleerは、その言葉に乗せられて、目をつぶって歌い始めます。
すると、キツネは襲い掛かり…。
特にセリフのところなど、時代を反映させた言葉遣いになっているため、英語自体は難しく感じるかもしれません。
しかし、色鮮やかに表現された繊細な絵とともに、中英語期の名作を気軽に楽しむことができる名作絵本です。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
日本語では、ひらのけいいち氏の訳で『チャンティクリアときつね』で刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
この本のイラストを手掛けたBarbara Cooneyさんの本として、他にも以下の本をご紹介したことがあります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
この絵本は、コールデコット賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。
他のコールデコット賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。
また、Barbara Cooneyさんの作品としては、以下の絵本を紹介したことがありますので、合わせて紹介させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬