こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、手作りのような楽しい仕掛が付いた絵本です。2000年のコールデコット賞に輝いた名作でもあります。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Simms Tabackさんが文とイラストを手掛けた『Joseph Had a Little Overcoat』です。
です。先ほど書いたように、2000年に、権威あるコールデコット賞に輝いた絵本で、表紙にも金メダルが光っています。
YL 0.5~0.7程度 語数は182語 Lexile: BR330Lの絵本です。
絵本の内容のご紹介
この本の主人公は、表紙に描かれているJosephさん。農場で暮らしているので、アヒルやニワトリと一緒に描かれていますね。
Josephさんは、コートをつぎはぎしながら大切に使ってきましたが、古くなってきてしまいました。
そこで、そのコートのつぎはぎのところを切り落して、ジャケットに仕立てて使うことにしました。
でも、そのジャケットもたくさん着ているうちに、だんだんつぎはぎが増えてきました…。
そこで、今度はそのジャケットのつぎはぎのところを切り落として、ベストに仕立てて使うことにしました。
でも、今度はそのベストもつぎはぎだらけになってきました…。そこで、そのベストのつぎはぎのところを切り落として、出来たのは…。
元々はユダヤ人の歌『I Had a Little Overcoat』(「何もないように見えるようなものであっても、何かを作り出すことができる」という教訓を含んだ歌です)に基づいて作られた絵本で、Josephさんのコートが次々にかたちを変えていく様子が、穴あきの仕掛けで楽しめる絵本になっています。
まるで、読みながらも、手作りでコートを仕立てていくような楽しい感覚を得られる仕掛けです。読み聞かせとしてもピッタリで、盛り上がることと思います。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、『ヨセフのだいじなコート』の邦題で翻訳版も出ていますので、合わせて紹介させていただきます!
ちなみに、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬