タドキストによる英語多読ブログ

1000万語以上の多読経験をもとに、多読の魅力を発信するブログです!本には魅力がいっぱい。英語の本を通して、人生を深く、豊かなものに。

アメリカ公民権運動の母、Rosa Parksさんの考え、生き方を平易にまとめた『The Extraordinary Life of Rosa Parks』(Penguin Readers)のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、アメリ公民権運動の母とも称されるRosa Parksさんの生き方、考え方などを平易な英語でまとめたGraded Readerをご紹介させていただきます。

 

 

 

本について

今回ご紹介する本は、Sheila Kanani博士が書いた本をJoy Williamsさんが700語レベルのやさしい英語(=中学校2年~中学校3年程度で学ぶ語彙レベル)で簡略したGraded Reader、The Extraordinary Life of Rosa Parksです。

 

YL 2.4~2.6程度  語数は4,711語  Lexile: 630L 

シリーズ:Penguin Readers Level 2 (PR2)【700語レベル】の本です。

 

本の内容のご紹介

今回ご紹介するのは、Penguin ReadersシリーズのLevel 2(700語レベル)のGraded Readerの1冊です。

 

アメリ公民権運動のきっかけを作り、「公民権運動の母」とも称される

Rosa Parksさんの思い、考え、行動、生き方をつづった英語読本です

 

アラバマ州で1913年に誕生したRosa Parks

大工の父と、当時の黒人としては珍しい教師の母の間に誕生した。

家は決して裕福ではなく、黒人が懸命に働き、白人は余暇を満喫するという

風景を目にして、人種間の差別を幼心から抱いていたRosa。

 

ただ、Ku Klux Klanのような差別主義者からの攻撃にも勇敢に立ち向かう

祖父の姿がその後のRosaの行動の礎となっていく

 

18歳の時、床屋のRaymondと出会い、価値観を共有するところに惹かれ、

結婚する。黒人の人権向上に意欲と行動力をもつ者同士の夫婦だった。

 

1955年12月。

アメリカの南部の各州には人種分離法が施行されている中であるが、

キング牧師をはじめ、公民権運動の機運は確実に高まっていた。

 

そんな中、Rosaが帰宅するために乗っていた市営バスは白人で混み合い、

黒人は席を譲るよう運転手から命じられた。

中間席に座っていたRosaはこの命令に対して、「席を譲る必要はない」
と判断して拒否。

疲れていたわけでもない。信念からの行動だった。

運転手は警察を呼び、Rosaは逮捕されてしまう…。

 

しかし、これが黒人の怒りを呼び、公民権運動へとつながったのだった。

各地で集会を開き、バス乗車のボイコットを決め、この件の判決が出るまでの

1年強の間、粘り強くボイコットを続けたのだった…。

 

おそらく、当時から人種隔離が理不尽であることは、多くの人が感じて

いただろう。しかし、当時の「それが当たり前」で、「黒人を力で抑え込む」

粗暴な雰囲気の中で、Rosaのとった行動がいかに勇気がいることか想像する

だけで背筋が伸びる。

 

老後、多くの賞を受賞し、日本でも著名なRosa Parksさんの生き方を、

平易な英語を通して知りたい方にピッタリの一冊です。

 

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

Rosa Parksさんを題材に扱った絵本として、過去に以下をご紹介したこともあります。ご関心がありましたら、合わせてどうぞ。

erelc.hatenablog.com

 

今回ご紹介した本は、Penguin Readers(PR)シリーズの中の1冊です。

Penguin Readersの図書で、他の本も紹介した記事もありますので、ご関心があれば、合わせてどうぞ!

erelc.hatenablog.com

 

erelc.hatenablog.com

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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