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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、フランスに語り継がれるお話をTomie dePaolaさんがご自身の体験も踏まえて語った、素敵な絵本です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、アメリカ人作家、イラストレーターのTomie dePaolaさんが文とイラストを手掛けた絵本『The Clown of God』です。
YL 1.6~2.0程度 語数は1,399語 Lexile: 600Lの絵本です。
絵本の内容のご紹介
昔々、イタリアのソレントに、Giovanniという孤児の少年がいました。
貧しいながらも、ジャグリンガ得意で、町の果物屋さんでジャグリングを披露することで食べ物を分け与えてもらう生活をしていて、幸せに暮らしていました。
ある日、ソレントにやってきた旅芸人の一行にジャグリングの芸を見せて、一緒に連れて行ってもらうよう頼みこみます。そして、何とか受け入れてもらったGiovanniは、旅芸人としての仕事をスタートすることになりました。
Giovannniは、道化師の格好をして、お客さんの前でジャグリングを披露すると、次第に人気を博すようになり、芸人として独り立ちしを果たします。
そして、王族の前でも芸を披露する機会を得るなど、絶頂期を迎えます。
そんなある日、旅の道中で2人の修道士と出会い、持っていた食べ物を分け与えてあげます。そこで、"If you give happiness to people, you give glory to God as well."(人に幸せを分け与えることは、神様に栄光を与えていることでもある)"と、説かれました。
その後も、道化師として人々を笑顔にし続けていましたが、Giovanniも年を取り、人気も落ちてしまい、町の人も見向きしなくなってしまいました。
そして、道化師としての仕事も辞め、また物乞いをする日々となってしまいました…。
時間が過ぎ、ずいぶんと年老いたGiovannniは、ソレントの町に戻ることを決めます。
そして、以前出会った修道僧2人がいる修道院へと来たのでした。
この後、奇跡の展開が待っています…。
フランスで語り継がれてきたお話をもとにした絵本です。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『神の道化師』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
Tomie dePaolaさんの作品のまとめ記事は、以下からアクセスすることができます。もしご関心があれば、合わせてどうぞ!
Tomie dePaolaさんの作品としては、以前、以下のような絵本もご紹介したことがあります。こちらも、ご関心があれば、合わせてどうぞ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬