こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、イギリスの詩人William Blakeが営む架空の宿屋を舞台に、創造的なお話を詩で綴ったコールデコットオナー賞作品をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介するのは、Nancy Willardさんが文を、Alice and Martin Provensenさんがイラストを手掛けた絵本、『A Visit to William Blake's Inn: Poems for Innocent and Experienced Travelers』です。1982年にコールデコットオナー賞(その年の絵本の優秀賞)を受賞した絵本です。
YL 4.0~5.0程度、語数は2,407語 Lexile: NPの本です。
本の内容のご紹介
タイトルにもあるWillam Blake(1757年―1827年)とは、イギリスのイラストレーターであり、詩人。
この本は、William Blakeの詩に魅せられたNancy Willardさんが、Blakeが営む架空の宿屋を舞台に、空想的なお話を詩で綴ったものです。
宿屋で働くのは、ドラゴンに、天使など。
お客さんとして宿屋に来るのは、マーマレードを帽子につけた男など。
所々に、William Blakeの詩をモチーフにした場面が挿し込まれながら、奇妙で不思議な世界が、詩で幻想的に表現されています。
背景知識としてWilliam Blakeのことを知っていた方が読みやすくなる舞台設定で、幻想的なお話を詩で表現しているので、かなり難解に感じる本ですが、詩にご関心がある方などに、お薦めしたい本です。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬