こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、虫の世界観を、虫の言葉で表現した、独創的な絵本です。2017年のコールデコットオナー賞に輝いた作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、アメリカの絵本作家、イラストレーターのCarson Ellisさんが文とイラストを手掛けた絵本『Du Iz Tak?』です。2017年のコールデコットオナー賞に輝いた名作絵本です。
YL 0.2~0.3程度 語数は92語の絵本です。
絵本の内容のご紹介
この本のタイトルは、Du Iz Tak?です。
Du Iz Tak???
そう、英語ではないタイトルです。
書かれている言葉は、虫の言葉。
私たち人間にとってはナンセンス絵本というわけです。
最初のページから、書かれている言葉は理解できません。
2匹の虫が登場し、1匹が、芽吹いた植物を指さして、
"Du iz tak?"と聞き、もう1匹が
"Ma nazoot."と答えます。
う~ん。
よくわからないまま読み進めていくと、植物は大きくなり、その植物を中心に虫たちが、
"Du iz tak?"
"Ma ebadow unk plonk."
"Du kimma plonk?"
"Ma nazoot."
などど言葉を交わしています。
う~ん。
たぶん、この植物は何か、あれじゃないか、いやわからない…と、情報交換しているのかな、などと、想像しながら読み進めていかなくてはいけません。
そして、植物は大きく育っていき、季節も変化していきます…。
虫の世界観を、虫の言葉で表現した、独創的なナンセンス絵本です。
お子さまと一緒に読めば、お子さまの方が柔軟に解釈して、お話の流れを教えてくれそうな絵本ですね。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、和訳版も出ています。このナンセンス絵本を和訳してしまう訳者もすごいですよね!
邦題は、『なずず このっぺ? 』です。
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬