こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、アパラチア地方の第一次大戦頃を時代背景にした、素敵なクリスマスのお話を楽しめる絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介する本は、Gloria Houstonさんが文を、Barbara Cooneyさんがイラストを手掛けた絵本、『The Year of the Perfect Christmas Tree: An Appalachian Story』をご紹介したいと思います。
YL 3.0~3.5程度 語数は2,460語 Lexile: AD600Lの本です。
本の内容のご紹介
アメリカの北東部。ニューヨーク州からアラバマ州まで広がるアパラチア山地。
その山地の小さな村でのお話。
この村では、素敵なクリスマスツリーを選んで、教会に飾るお仕事を村人の当番制で行っていました。
今年は、Ruthieの家の番。Ruthieとは、表紙に描かれている女の子です。
Ruthieのお父さんは、すでに春のうちにクリスマスツリーの目星はつけていました。
岩山の崖にある立派なバルサムの木でした。
お父さんに抱っこされて、そのバルサムの木の一番上にRuthieはリボンで目印をつけました。
夏が来て、お父さんは戦争に行きました。
お母さんと二人暮らしとなったRuthieは毎晩祈ります。
"Please send my papa home for Christmas."と。
秋になって戦争が終わり、お父さんから手紙が来ました。
"I'll be home for Christmas."と。
以来、毎日お父さんの帰りを待ちわびるRuthie。
でも、なかなか帰ってきません…。
そして、遂にクリスマスイブの日がやってきました…。
雪の積もった寒いクリスマスイブの夜。
教会にツリーをまだ用意できていないお母さんは、Ruthieを誘い出して、春に目印をつけていたバルサムの木に行って、切り倒して教会に持っていきます。
そして、クリスマスの日。
お父さんの姿はまだありませんでしたが…。
アパラチア地方の第一次大戦の頃を時代背景としたお話です。
雪の寒さと、家族や暖房として用いる火の温かさが対比されて心地よく読めるイラストは、さすがBarbara Cooneyさん。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本のイラストを手掛けたBarbara Cooneyさんの本として、他にも以下の本をご紹介したことがあります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
クリスマスの絵本や本をお探してでしたら、以下の記事をどうぞ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬