こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、世界恐慌の概要を平易な英語で学べるGraded Readerをご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Diane Newtonさんが手掛けたGraded Reader(段階別図書)、『The Great Depression』です。
YL 2.8程度 語数は1,308語
シリーズ:World History ReadersのLevel 5 (WHR5)【2,000語レベル】です。
本の内容のご紹介
本書のテーマは、1930年代にアメリカを皮切りに世界的に起こった経済恐慌である「世界恐慌(The Great Depression)」です。
本書では、世界恐慌の背景や、アメリカやイギリスでの様子などを学ぶことができます。
本書で書かれていることは、
- 世界恐慌前、多くの人は株式に投資をしていて、市場は好調だったこと
- 証券取引所のあるアメリカのウォールストリートから世界恐慌が始まったことから、"Wall Street Crash"や"Black Tuesday"と呼ばれていること
- 株が急落したことで人々が売却に走り、株の価値が底値まで落ちたこと
- 人はお金を使わないようになり、企業は従業員を解雇し、町には仕事がない人があぶれたこと
- 人々は銀行からお金を引き出せず、銀行も借金を返済できずに破綻したこと
- 当時は金本位制度が使われていたこと
- この状況に対し、ルーズベルト大統領がニューディール政策を行い、雇用を生み出したこと
- 世界恐慌はイギリスの特に石炭、鉄鋼、造船等の産業にも及び、イギリスの植民地にも及んだこと
- 第一次大戦の敗戦による負債に苦しむドイツにも影響が及び、アドルフ・ヒトラーの誕生につながってしまったこと
- 第二次大戦の頃に世界恐慌はおさまったこと
などが書かれています。
約100年前に起こった世界恐慌。
その厳しさと引き換えに、後の経済政策や政治政策に多くの学びも残したこの世界史上の出来事を、平易な英語で学ぶことができます。
本書には朗読CDも付属しているので、多聴もできます!
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
WHRシリーズの特徴や本の一覧をまとめた記事は、以下からご参照いただけます!
WHRシリーズの本としては、以下をご紹介したことがあります。
このブログでは、これまで多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!