こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、灯台守の実直な仕事と、素朴な暮らしが、季節の移ろいとともに美しく描かれた素敵な絵本をご紹介したいと思います。2019年にコールデコット賞を受賞した名作の一冊です。
本について
今回ご紹介するのは、オーストラリアご出身のSophie Blackallさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Hello Lighthouse』です。2019年にコールデコット賞(その年の絵本の最優秀賞)を受賞した絵本です。
YL 1.6~2.0程度、語数は672語 Lexile: AD510Lの本です。
本の内容のご紹介
小さな岩の島のてっぺんに立つ灯台―この絵本の舞台です。
海に光を送り続け、船の安全を守り続けてきたこの灯台に、一人の灯台守が着任しました。
毎日、レンズを磨き、油をつぎ足し灯りを絶やさず、遠くの海まで光を送ります。
日誌記録も毎日欠かすことはありません。
毎日、実直に、真面目に、灯台を、そして船の安全を守り続けます。
風が吹く日も、荒れた日も、霧の日も。いつだって。
そんな灯台守に、人生の伴侶が現れます。
時に難破船の乗客を救助したり、時に体調を崩したりした時には、妻が看病してくれます。
こうして、時間が過ぎてゆく中で、灯台守に待望の子どもが誕生します…。
そして、この後…。
灯台の形に沿った細長い形の絵本です。
灯台守の真面目な仕事と、素朴な暮らしが、季節や時間の移ろいとともに美しく描かれ、心に響きます。
何か、映画を見ているかのように、灯台守の仕事と人生を追体験でき、読了後には余韻が心地よく残る素敵な絵本です。
さすがはコールデコット賞受賞作品と感じさせる絵本です。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、『おーい、こちら灯台』で和訳版も刊行されていますので、合わせて紹介をさせていただきます。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬