こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、移民の家族を通して、人として大切にすべきことが描かれた絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Eve Buntingさんが文を、Ronald Himlerさんがイラストを手掛けた絵本、『A Day's Work』です。
YL 1.8~2.2程度 語数は1,559語 Lexile: 560Lの絵本です。
絵本の内容のご紹介
表紙に描かれているのは、おじいちゃんと孫の少年です。
お父さんが亡くなってから、アメリカのLAでお母さんと2人で倹しい生活をしてきた少年。この少年の家に、数日前、メキシコからおじいちゃんがやってきたのでした。
おじいちゃんは英語が話せないため、少年がスペイン語に通訳してあげての生活です。
ある日、おじいちゃんと少年はその日の仕事を探しに来ていました。
同じ目的の人が集うこの場所には、その日の仕事を依頼する多くの人たちもやってきます。求職者たちに、レンガ積みの仕事で3人が必要だと声をかければ、すぐさま5人が奪い合うように、皆、必死です。
そして、1台の車が止まり、ガーデニングの仕事ができる人がいないか、求職者たちに声を掛けます。少年は、仕事が欲しいために、おじいちゃんはガーデニングの経験があるという「嘘」を伝え、仕事を獲得することに成功しました。
そして、車である場所に連れていかれ、そこの雑草を抜き取ることを依頼されます。
少年とおじいちゃんはその仕事で60ドルが得られることを楽しみに、仕事を進めます。
ところが、ガーデニングを知らないおじいちゃんたちは、抜いてはならない草まで抜いてしまったのです…。
そのことに立腹した仕事の依頼主に対して、おじいちゃんは、実に誠実に、温厚に、対応をするのです…。
アメリカの移民の家族を通して、人として大切にすべきことが描かれ、読み終わった後には心地よい余韻に浸れる絵本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
このブログでは、Eve Buntingさんと、Ronald Himlerさんによる他の本をご紹介した記事もあります。よろしければ、合わせてチェックしてみてくださいね!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!