こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、心地よい読了感を得られるストーリーと、それを引き立てるイラストが魅力的な絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Eve Buntingさんが文を、Ted Randさんがイラストを手掛けた絵本、『The Memory String』です。
YL 2.0~2.5程度 語数は1,411語 Lexile: AD600Lの本です。
本の内容のご紹介
この本の主人公の女の子Lauraには、とっても大切にしているものがありました。
それは、おばあちゃん、お母さんから大切に引き継いだ、「記憶の輪(memory string)」です。
おばあちゃんが大人になって最初に着たドレスのボタン、おばあちゃんのいとこからもらったボタン、お母さんがプロムの時に来ていたドレスのボタン…。
思い出がぎっしり詰まったボタンを紐で通した、とっても大切な物です。
特に、お母さんが亡くなってからは、その記憶の輪への思い入れは強くなるばかり。
今はお父さんと、義母のJaneと暮らしていますが、Janeのことは決して嫌いではないのだけれど、やっぱりお母さんではないことも事実。
そんな思いから、Janeに心を完全に開くことはできないままでした。
そんなある日、飼い猫がこの記憶の輪をひっかけてしまい、ボタンがあちこちに飛び散ってしまいました…。
お父さんとJaneも手伝ってほとんどのボタンは見つかりましたが、1つ見つかりません。しかもそれは、お父さんが戦争から無事に帰ってきた時の軍服からのボタンで、お母さんが一番大切にしていたものでした…。
この後、一人部屋で落ち込むLaura。そして、お父さんとJaneも2人で相談をします…。そして、Janeがあることを提案しますが…。
記憶の輪からボタンがなくなってしまったこの事件を通して、LauraとJaneの関係も変化を見せます…。
この結末について、気になれば、是非、ご自身で確かめてみてくださいね!!
わずか1,500語弱の絵本ですが、いい本を読んだ後のように、心地よい読了感を得ることができます。イラストも魅力的に描かれ、ストーリーを引き立ててくれています。
最後に
このブログでは、Eve Buntingさんによる本として、以下の本も紹介しました。ご関心があれば、以下のものもどうぞ。
このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!