こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、不可解な死の背後に迫ったスリリングなお話を楽しめる、Oxford Bookworms Library (OBW)シリーズからの書下ろし作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Joyce Hannamさんが文を手掛けた書下ろしたGraded Reader(段階別図書)、『The Death of Karen Silkwood』です。
YL 2.6~2.8程度 語数は5,585語
シリーズ:Oxford Bookworms LibraryのStage 2(OBW2)【700語レベル】です。
本の内容のご紹介
それは単なる交通事故だったのか。それとも――。
本書は、1974年に実際に起きた衝撃的事件をもとにしたノンフィクション作品です。主人公は実在の女性、Karen Silkwood。
秘書として働いていたKarenは、より高い給料を求めて核燃料工場へ転職します。収入は増え、新しい恋人もでき、生活は順調に見えました。
しかし、その工場で彼女が目にしたのは、ずさんな安全管理の実態でした。
当時はウランの危険性が今ほど理解されておらず、作業員が放射線にさらされることも珍しくありませんでした。作業後にセンサーの前を通り、ブザーが鳴れば即座にシャワー室へ。衣服を脱がされ、高圧シャワーで洗浄される――。
今では考えられない処置が、日常的に行われていたのです。
やがてKarenは、会社が安全性を証明するための写真を捏造しているのではないかと疑い始めます。
「これは間違っている。」そう確信した彼女は、証拠となるネガを写真実験室から持ち出す決断をします。それを新聞社に渡し、社会に真実を知らせようとしたのです。
しかし、その頃から会社側の不穏な動きが目につくようになります。
誰かに見張られている――そんな気配。
そして運命の日。
ネガを茶色の封筒に入れ、車で新聞社へ向かう途中、彼女の車は道路を大きく外れ、大破した状態で発見されます。
Karenは死亡。しかし、あったはずの封筒は車内から消えていました。
この不可解な死は、今も多くの議論を呼び続けています。勇気をもって声を上げた一人の女性に、何が起きたのか。本書は、事実に基づきながらも読みやすい英語でまとめられており、写真資料も豊富です。Stage 2レベルなので、内容は重いながらも無理なく読み進めることができます。
原子力発電をめぐる議論が続く現代。安全とは何か。企業の責任とは何か。そして、内部告発者はどのように守られるべきなのか。Karenの物語は、決して過去の出来事ではありません。
「もし自分が同じ立場だったら、真実を告発できるだろうか」―そんな余韻が残ります。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
このブログでは、OBWシリーズの図書を他にも紹介していますで、気になれば以下のリンクから飛んでみて下さいね!
erelc.hatenablog.comerelc.hatenablog.com
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!
