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今回は、2022年のカーネギー賞画家賞、2018年のコレッタ・スコット・キング賞(作家部門)のオナーに輝いた作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Jason Reynoldsさんが文を、Danica Novgotodoffさんがイラストを手掛けた絵本、『Long Way Down』です。
2022年のカーネギー賞画家賞、2018年のコレッタ・スコット・キング賞オナー賞をはじめ、数々の受賞の証が、表紙のメダルの数に表されています。
YL 4.0~4.5程度 語数は5,365語の本です。
本の内容のご紹介
本書は、2017年にアメリカの Jason Reynolds によって発表された ヤングアダルト向けの小説 です。全米図書賞ロングリスト入りに加え、ニューベリー賞オナーやプリンツ賞オナー、コレッタ・スコット・キング賞オナー に選ばれるなど高い評価を受けています。
物語の主人公は 15歳の少年Will。兄Shawnがギャング抗争の銃撃で命を奪われた直後、Willは仲間内で「掟」とされる3つのルールを思い出します。その3つのルールとは、
1.Don't Cry(泣くな)2.Don't Snitch(証言するな)3.Get Revenge(復讐しろ)
兄の銃を腰に忍ばせたWillは、犯人だと確信しているRiggsを探すために自宅マンションの 8階から1階までのエレベーターに乗ります。
そのわずか数十秒にわたる下降のあいだ、死んだはずの関係者たちが階ごとに乗り込んできて、それぞれの物語を語り出します。彼らの話は、暴力の連鎖やその背景にある現実を容赦なく浮かび上がらせます。
読者はWillとともに、「復讐するべきか?」という葛藤の真っただ中に引き込まれていきます…。最後のShawnの一言、"You coming?"が余韻として強烈に残ります。
一般的な小説本のフォーマットに収まらない技巧の凝らされた構成は秀逸そのものです。ページ数で評価されるタイプの小説ではなく、言葉ひとつひとつの重みと読後の余韻で心を揺さぶる作品です。大人の読者にも強くおすすめできる一冊です。
最後に
本書は、和訳版『エレベーター』の邦題でも刊行されています。
この本は、カーネギー賞画家賞とコレッタ・スコット・キング賞を受賞した絵本です。
カーネギー賞画家賞(旧:ケイト・グリーナウェイ賞)とは何か知りたい方は、以下の記事をどうぞ。
(近年の受賞作の一部)
「コレッタ・スコット・キング賞とは?」と思われた方は、以下の記事もご覧ください!
(近年の受賞作の一部)
Jason Reynoldsさんの他のタイトルとしては、以下もご紹介したことがあります。
気になれば、併せてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!

