こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、世界で一番小さい国・バチカン市国を紹介するノンフィクションの英語読本をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Megan Stineさんが文を、Laurie A. Conleyさんがイラストを手掛けた英語読本、『Where Is the Vatican?』です。
元々は、アメリカの子ども向けに書かれた本ですが、日本でも多読用として人気のあるシリーズです。
YL 2.8~3.8程度 語数は8,053語
シリーズ:Where Is...の本です。
本の内容のご紹介
2013年3月、サンピエトロ大聖堂前に多くのカトリック教徒が詰めかける中、白い煙が立ち上がった―新しい教皇、フランシスコ教皇が誕生した瞬間だった。
この場面の記述から始まる本書。
本書は、カトリック教徒にとって重要なこの儀式が行われる、世界で一番小さい国・バチカン市国についてまとめたものです。その歴史を、ローマ教皇やカトリック教会との関係の中で描写しています。
本書では、権力者と教皇の間の関係が、その時々によって変化してきた歴史がまずえがかれています。
例えば、
- コンスタンティン大帝がキリスト教徒に財産を与え、建築を援助した頃に、司教たちは"father"を意味する"pope"(教皇)と呼ばれるようになったこと
- 教皇は時間とともに強大な力をつけていき、王と同じくらいの権力を身につけるようになっていったこと
- 中世は権力を求めた争いが頻発したこと、
- 中世から近代にかけて、ローマ教皇は「教皇領(Papal States)」と呼ばれる広大な領土を支配していたこと、
などが紹介されています。
そして、19世紀に入ってイタリアの統一を目論む軍隊がバチカンに侵攻し、1929年に時のイタリア王国首相のムッソリーニと、ピウス11世の間で、かの「ラテラノ条約」が取り交わされ、バチカン市国を独立主権国家として承認されることになった。
本書では、こうしたバチカン市国誕生に至るまでの経緯とともに、
- システィーナ礼拝堂やサンピエトロ大聖堂に所蔵されている貴重で華麗な美術作品、
- バチカン市国とローマ教皇を警護する存在であるスイス衛兵、
- 全法令を保管する為にバチカン市国に設置された教皇私有リポジトリであるバチカン使徒文書館、
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1960年代に行われたカトリック教会の大改革の第2バチカン公会議によって、ミサを母語で行うことや、社会問題に積極的に関与することや、他宗教との会話を積極的に行うこととなったこと、
- バチカン市国の住民と労働者、
- ローマ教皇の仕事
等々も紹介されています。
2025年5月には、レオ14世がローマ教皇に選ばれたという大々的なニュースによって、その存在がまた取り上げられることも多かったバチカン市国。
東京ディズニーシーと同じくらいの面積で、数百名の人しかいないという世界最小の国であり、キリスト教徒にとっては非常に重要な場所であるバチカン市国に関する知識を広げることができる英語読本です。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬
