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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、北欧の伝承に登場する巨大な海の怪物・クラーケンに迫った英語の児童書をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Ben Hubbardさんが文を、Robert Squierさんがイラストを手掛けた英語読本、『What Do We Know About the Kraken?』です。
元々は、アメリカの子ども向けに書かれた本ですが、日本でも多読用として人気のあるシリーズです。
YL 2.8~3.8程度 語数は7,979語 Lexile: 1000L
シリーズ:What Was...の本です。
本の内容のご紹介
北欧の伝承に登場する巨大な海の怪物・Kraken。
巨大なイカまたはタコに似た姿を持ち、触手が何本もあり、船を海に引きずり込むことができるほど強力だとされているこの恐ろしい怪物の伝説や実態に迫ったノンフィクションの英語読本です。
Homerによって編まれた紀元前700年の『Odyssey』の中ですでに描かれた、海の中にいるというCharybdisとScyllaという生物。
紀元後60年になると、Plimyが本の中で30フィートもの長さの足を持つ生物についてふれていた。
こういった背景には、船乗りから海で巨大生物を見かけたという目撃情報が後を絶たなかったからである。
こういった「伝説」が一般の人々に信じられるようになった契機は、スウェーデンの歴史家Olaus Magnusが16世紀に書いた本の中で、船を容易に沈めてしまう魚とイカの交種(cross)の存在を発表したことであった。専門職にある人が報告することで、その伝説は広がっていった。
さらに18世紀になり、Hans Egedeが巨大なヘビのような生物についてふれた本の中で、Krackenという語が初めて使用された。その後スペルを変えて使用されるようになったKrakenは、Carolus Linnaeusによって頭足類の仲間であることが主張された。
さらに19世紀になると、フランスの科学者de Montfontは、船乗りや漁師へのインタビューをもとに、Krakenはタコの仲間であり、イラスト付きで紹介して大きな反響を呼んだ。しかし、de Montfontの主張の中には脚色が含まれていたこともわかり、この伝説をめぐって混とんとした様相を呈するようになった。
科学が発達するにつれ、船を沈めるほどの大きさのタコは存在しないだろうというのが通説になり、次第にKrakenはイカの仲間であるという説が有力となった。
そして、カナダの東海岸で巨大なイカが打ち上げられた写真が出てきた…。
そして、現在では、Krakenはダイオウイカか、ダイオウホウズキイカ(colossal squid)である説が一般的になっている。
このように、Krakenの伝説について、事細かに時系列で説明しています。
本書最後にも書かれていましたが、広大な海の中には、未知の生物がまだまだたくさんいることを考えると、読んでいて冒険心がくすぐられるようです。
海のミステリーや神話が好きな人や、英語でノンフィクションを読みたい人におすすめの本です。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬
