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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、2人の女の子が手話を通して心通うコミュニケーションをとる温かい絵本をご紹介させていただきます。2024年のキーツ賞(イラストレーター部門)とシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)をダブル受賞した絵本を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Joanna QueさんとCharina Marquezさんが文を、Fran Alvarezさんがイラストを手掛けた絵本、『Dancing Hands: A Story of Friendship in Filipino Sign Language』です。2024年のキーツ賞(イラストレーター部門)とシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)をダブル受賞した名作です。
YL 0.5~0.8程度 語数は155語 Lexile: AD460Lの本です。
本の内容のご紹介
Samの近所に引っ越してきた女の子とそのお父さん。
Maiという名前のこの女の子と、お父さんは、手話を使ってコミュニケーションをしています。その手は、まるで音楽に合わせて踊るかのようです。
Samとの距離はだんだん縮まり、2人は一緒に時間を過ごすことが多くなりました。
遊んでいると、時にはお互いよく理解できないときもありました。
そこである日、MaiはSamに手の踊り方を教えてあげました。
Samが次第に手話を覚えることで、2人はお互いの気持ちをより理解しやすくなりました。Maiは蝶々が好きなこと、将来先生になりたいことが分かったし、Samは地球を守りたいという気持ちを伝えることもできました…。
本書を通して、手話を使うことでお互いの気持ちをより良く理解でき、より良い関係を築けるようになることを学ぶことができます。
ほのぼのした、丸っこくて柔らかいイラストが印象的で、読んでいると私たちの心の角がとれて丸くなるような感じがします。
もし気になれば、この続きは是非、ご自身でお楽しみください!
最後に
この本は、キーツ・オナー賞を受賞した作品です。「キーツ賞って何?」と思った方は、以下の記事も参照してみてください!
キーツ・オナー賞を受賞した作品としては、以下のような本があります。
シュナイダー・ファミリー賞については、以下の記事をご参照ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!