こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、CEXRシリーズLevel 3から刊行されている、脱走した黒いパンサーと少年を中心にしたオリジナルのお話が楽しめるGraded Readerをご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Jane Rollasonさんが選出し、英語を簡略化したGraded Reader(段階別図書)、『Running Wild』です。
YL 3.6~3.8程度 語数は11,682語
シリーズ:Cambridge Experience ReadersのLevel 3 (CEXR3)【1,300語レベル】です。
本の内容のご紹介
14歳の少年Lukeの一人称で書かれたオリジナルのストーリーです。
Lukeには、近所に住む、同じ学校に通う、同じ年のAlexという友人がいた。
Alexは、学校を嫌がるだけでなく、何事をするにも面倒を感じていて、素行の悪さが目立つ少年だった。枝を振り回して車にぶつけても所有者に謝らず、赤ちゃんのお世話をしているお母さんのバッグから携帯電話を盗み出したりもしていた。
そんなAlexと行動をともにするのが、Lukeには負担だった。
LukeとAlexが暮らすところから20キロほど離れた家では、ある男性に一匹の黒いパンサーが飼われていた。赤ちゃんの時に飼い始めたが、今ではすっかり大人になり、檻の中に入れられていた。
しかし、この檻に壊れていた箇所があり、ある日、エサをあげに入ってきた飼い主の男性を噛み殺し、外に出てしまった…。
翌日、AlexとLukeは学校をさぼり、幼いころから遊んでいる近所の荒野(heath)に行った。Alexはそこで煙草を吸い始め、その後「暇つぶし」に、荒れ地に火をつけて一画を燃やしてしまった…。
一方の黒いパンサーは、AlexとLukeの遊び場であるこの荒野にやって来て、住処とし始めたのだった。
そして、Lukeと黒いパンサーが出会ったのは、荒野に犬を連れて散歩に来ていた男性が目を離したすきに居なくなってしまった犬の姿を見ていないか、とLukeに尋ねた直後のことだった。
Lukeは見ていないと返事をした後、しばらく森の中を歩くと、この犬のものと思われる首輪と毛が落ちていたのだった…。恐怖を感じたLukeが顔を上げると、森の奥から光る2つの目が見えたのだった。それは、犬でも普通の猫でもない目だった…。
この後、Lukeは、黒いパンサーはどうなってしまうのでしょうか…?
Alexという素行の悪い友人との関係、父を亡くして唯一の親である母親が気になる異性と付き合い始めたことといった葛藤を抱え、ある種心のよりどころとして黒いパンサーを気にかける少年の心が描かれた作品です。
続きが気になれば、是非、ご自身で読んでみてくださいね!
この本の音声は、ウエブ上(以下のURL)から無料でダウンロードできます。多聴用としても好適な本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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