こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、突然現れた謎の男性”Ironing Man”によって夫婦2人の関係が変化してゆくストーリーが楽しめる、Cambridge English Readers (CER)シリーズからのオリジナルの英語読本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Colin Campbellさんが文を手掛けたGraded Reader(段階別図書)、『The Ironing Man』です。
YL 3.6~3.8程度 語数は14,923語
シリーズ:Cambridge English ReadersのLevel 3(CER3)【1,300語レベル】です。
本の内容のご紹介
結婚3年目の妻Marinaと、夫Tomがこの本の主人公です。
結婚して最初の2年半は刺激的なロンドンで暮らしていましたが、現在はFeltonという小さな町に暮らしています。
Tomへの愛はあるけれど、結婚も3年目になり、関係もちょっと希薄になってきました。
カフェが一つあるくらいの小さな町で働く場所もなく、退屈を持て余していたMarina。
家にいても、大嫌いな家事がたくさんあり、うんざり。
この日も、アイロンをかけなければならない衣類が山のように積まれていました。
その時、玄関のベルが鳴り、そこにはとてもハンサムな男性が立っていました。
Marinaがアイロンがけにうんざりしていることを知っていたこの男性は、まるで新品のように綺麗にアイロンをかけて帰っていったのでした…。
仕事から帰宅したTomは、Marinaから、この"Ironing Man"との出会いに加え、窓際に止まった蝶々と話ができた感覚があったという不思議な体験を聞きます。さらに、現在はネパールにいるはずの"Joanne"という男性に木曜日にロンドンで会うという話も耳にしました。
Marinaがどうかしてしまったのではと感じ、またJoanneと会う約束に一抹の不安を感じたTomは、たまたま電車で見かけた探偵の広告が目に留まり、Marinaの動向を注視する依頼を行いました。
一方のMarinaにもまだ不思議なことが続きます。
今度は、Tracyという名の女性がサプライズでマッサージをしに、Marinaの家に突然来たのでした…。そして、Tracyから「Ironing Manが2時にNational Galleryで待っている」という伝言を受け取ったのです。
この伝言通り、MarinaはNational Galleryに向かいます。
すると、そこは、Tomと付き合いだした時に時間を過ごし、愛を育てていった場所であることを思い出します。そこに、Ironing Manが現れます。
一方のTomは、探偵から妻が家の前に止めてあった車に乗る男性と親しげに出かけていったという報告を受けます。
果たして、この後の2人の関係は…?
そして、”Ironing Man”とはいったい、何者なのでしょうか…?
ゆっくりとしたテンポで進むお話で、本の前半はやや冗長な印象を受けるかもしれませんが、後半には小気味よくお話が進んでいきます。
なお、CERシリーズは音声がウエブ上からダウンロードできるので、多聴もできます(以下のURL)。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
Cambridge English Readers(CER)シリーズの本としては、他に以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ!
また、このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
右のサイドバーのカテゴリーから、
- YL
- 語数
- Lexile
- シリーズ
- 著者名
- タイトル
から検索できます。
気になるカテゴリーがあれば、チェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!