こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、ストーリーもイラストも素晴らしいコールデコット賞受賞作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介する絵本は、Emily Arnold McCullyさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Mirette on the High Wire』です。
1993年のコールデコット賞(その年のアメリカの最優秀絵本賞)を受賞した作品です。
YL 2.0~3.0程度 語数は1,166語 Lexile: 660Lの本です。
本の内容のご紹介
お話の舞台は100年前のパリ。
Madame Gateauの宿には世界中から多くの旅芸人が集まってきました。
そこで洗濯や料理のお手伝いをしていたのが娘のMiretteです。
ある日、Belliniという引退した綱渡り芸人が浮かない顔で宿にやってきました。
このBelliniという男性、以前は世界各地を駆け回っていた有名な綱渡り芸人でしたが、
今は綱を渡るときに恐怖を感じるようになっために引退したというのです。
Miretteは、Belliniのそんな過去を知りませんでしたが、綱渡りを練習している
ところを偶然見かけ心を動かされ、教えてほしいと頼みます。
最初は断ったBelliniでしたが、Miretteが何度も何度も落ちながらも綱渡りの
練習をしている姿を見て、コーチを引き受けることにします。
そして、何度も練習を重ねるうちに、次第に2人の間に絆が芽生えていきます…。
そして、Belliniの過去を知ったMiretteから恐怖を克服することを勧められ、
Miretteを悲しませたくないためにBelliniは再び皆の前で綱渡りをする決意
をしますが…。
BelliniとMiretteの心の交流が温かく、メッセージも深い絵本です。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『つなのうえのミレット』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
この絵本は、コールデコット賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。
他のコールデコット賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬