こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、ひと夏の豊かな自然に触発され、自らの関心や才能に気づいていく少年を描いた英語絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介する絵本は、カリフォルニアに在住のイラストレーターのJim LaMarcheさんが文とイラストを手掛けた絵本、『The Raft』です。
情緒を誘う表紙が印象的ですね。
YL 2.6~3.0程度 語数は1,892語 Lexile: AD650Lの本です。
本の内容のご紹介
少年Nickyは、ウィスコンシンの森に中に暮らす祖母とひと夏を過ごすことになった。
一緒に遊ぶ友人もいなく、テレビも持たずに自然の中で暮らす祖母とのひと夏の生活を想像すると、Nickyはため息をつくしかなかった。
父に車で送ってもらって着いた祖母の家では、祖母はアートスタジオで作業をしていた格好で、肩に小鳥を乗せた自然体でNickyを迎えた。
Nickyは早速、祖母から夕食の獲物として近くの川で釣りをするように言われる。
その日は魚を釣り上げることができなかったNickyは、翌日また釣りをしていると、川を漂う筏が、Nickyのいる方に流れてきた。
その筏には、森にすむ動物たちが描かれ、不思議とNickyもその筏に惹かれ、流されないように釣り場に括りつけた。
翌朝、筏を見に行くと、Nickyのことを全て見通していたかのように、祖母がライフジャケットを持ってきていて、2人で筏に乗って川を下る。
そして、ここから自然の中で暮らす様々な動物たちと出会う中で、Nickyは自然や簡素な生活の魅力に気づき、どっぷりとはまっていったのだった…。
そして、大自然と動物たちに触発され、絵を描くという自らの関心や才能に気づいていくのだった…。
少年の転機となったひと夏の大自然での、筏を中心にした生活を描いた、郷愁を誘う作品です。著者の自伝的な作品とのことです。
祖母の凛とした自然体の姿が、格好いいです。
気になれば、是非、読んでみてくださいね!
最後に
このブログでは、これまでたくさんの絵本や多読図書を紹介しています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬