こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、鷹とともに生きるアメリカ原住民の少年を力強く描いた、読後の余韻が残る美しい英語絵本をご紹介させていただきます。1977年のコールデコット・オナー賞を受賞した名作です。
本について
今回ご紹介する絵本は、Byrd Baylorさんが文を、Peter Parnallさんがイラストを手掛けた絵本、『Hawk, I'm Your Brother』です。
1977年のコールデコット賞を受賞した古典的作品です。
YL 3.0~4.0程度 語数は1,585語 Lexile: 600Lの本です。
本の内容のご紹介
アメリカ原住民の少年Rudy Sotoは、鷹となり、大空を駆け巡ることを夢見ていた。
それはRudy Sotoにとって唯一の願いであり、いついかなる時も決して揺るぐことがない、強い決心に支えられた夢だった。
ある日、崖の巣にいた一羽の子どもの鷹を盗んで持ち帰る。
少年は、その鷹をケージの中で飼うことにしたのだった。
ケージの中から他の鷹が空を飛ぶ様子を見つめるその鷹に対して、少年は「いつか僕と緒に飛べるさ」などと、励まし勇気づける。
時に山間の水場に鷹を連れていき、遊ばせてあげる。
そして、鷹が飛ぶ練習をあきらめずに何度もする姿を見守る。
そして、遂に鷹にとって旅立ちの日がやってくる。
少年は鷹と心で言葉を交わせるようになったことで、鷹と一緒に空を飛ぶという夢に対する向き合い方に変化が生じる…。
読み終わった後に、美しい余韻が残る本である。
線で描いたイラストも本書の雰囲気と合致している。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本の作家、Byrd Baylorさんの作品として、以前、以下の本もご紹介したことがありますので、よろしければどうぞ。
この絵本は、コールデコット・オナー賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。
他のコールデコット賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬