こんにちは♪
今日ご紹介させていただくのは、ガーナに伝わる民話を、ビビッドな色遣いのイラストとともに描いた、1973年のコールデコットオナー賞授賞作品です。
本について
今回ご紹介するのは、Gerald McDermottさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Anansi the Spider: A Tale from the Ashanti』です。1973年のコールデコットオナー賞授賞作品で、表紙に銀メダルが輝いていますね。
YL 0.8~1.0程度 語数は368語 Lexile: AD430Lです。
本の内容のご紹介
ガーナに伝わる民話を、『Arrow to the Sun』でコールデコット賞を授賞している著名な絵本作家Gerald McDermottさんがえがいた英語の絵本です。
昔々、Anansiという蜘蛛がいました。
ある日、Anansiは6匹の息子を生みます。
息子たちには特別な才能が与えられ、それぞれの才能に応じて名前が与えられました。
長男はSee Trouble、次男はRoad Builder、三男はRiver Drinker、四男はGame Skinner、五男はStone Thrower、六男はCushionという名前です。
ある日、Anansiが家から遠く離れたところまで歩いていると、誤って川の中に落ちてしまい、魚に食べられてしまいました…。
この事態を感じ取ったSee Troubleが弟たちに声をかけて、弟たちはそれぞれの才能を生かしながらAnansiの救出に向かいますが…。
途中までは楽しいお話という感じで展開していきますが、最後には月が空に浮かんでいる理由にも結び付くお話になっています。
ビビッドな色遣いが印象的なイラストで描かれた、古典的名作の一つです。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『アナンシと6ぴきのむすこ―アフリカ民話より』の邦題で和訳版も出版されています。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
また、Gerald McDermottさんの作品として、以前このブログで以下の記事を書いたことがあります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬