タドキストによる英語多読ブログ

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メーン州でのある夏のお話を、絵本界のレジェンドがとても美しく描き上げたコールデコット賞作品『Time of Wonder』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、2000年にLibrary of Congree(アメリカ議会図書館)から、"Living Legend"(生きる伝説)として宣言された、偉大な絵本作家、Robert McCloskeyさん(1914-2003)が、ある夏の家族のお話をとても美しく描き上げた絵本をご紹介したいと思います。1958年にコールデコット賞に輝いた作品です。

 

 

本について

今回ご紹介するのは、今回ご紹介する絵本を含め、2度のコールデコット賞、2度のコールデコットオナー賞を受賞された、絵本界のレジェンドでいらっしゃるRobert McCloskeyさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Time of Wonder』です。1958年にコールデコット賞(その年の絵本の最優秀賞)を受賞した絵本です。表紙に金メダルが輝いていますよね。

 

YL 4.0~5.0程度、語数は2,102語   Lexile: 940Lの本です。

Time of Wonder

Time of Wonder

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本の内容のご紹介

アメリカの北東部、メーン州の子ペノブスコット湾に浮かぶ小島でひと夏を過ごす家族を描いた本です。

両親と2人の娘からなる4人家族ですが、娘たちに焦点を当てたお話になっています。

 

小島の自然の美しさを存分に表現した淡い色合いのイラストと、静かに心に響く美しい詩的な文が、この本を単なる絵本ではなくて、芸術作品に仕上げています。

 

雲ができ、雨を降らせる。

雨がやみ、霧が出る。

気持ちよい青空に、美しい星空。

そして、迫りくる嵐…。

自然が織りなす天候、移ろいゆく時間が、実に美しく表現され、それに応じた生物や子どもたちの行動からは、著者の自然に対する敬意も感じられます。

 

詩的に書かれた英語は、私たち日本人は慣れていなくて難しく感じると思いますが、それでも、是非、味わっていただきたい、芸術的な素晴らしい絵本です。

Time of Wonder(すばらしいとき)を描いた、Book of Wonder(すばらしい本)です。

著者の力量に感服です。

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

この作品は、日本でも『すばらしいとき』の邦題で和訳も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。

 

また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ

erelc.hatenablog.com

 

Robert McClokeyさんの絵本としては、このブログでOne Morning in Maine』と、Blueberries for Salをご紹介したことがありますので、ご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね!

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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