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今回は、アラスカの犬ぞりレースを舞台にした温かい絵本、『Akiak: A Tale From the Iditarod』をご紹介させていただきます。A School Library JournalのBest Book of the Yearに選出された絵本です。
本について
今回ご紹介するのは、アラスカで毎年3月に行われている、Iditarod Race(アイディタロッド・レース)という、犬ぞりレースを舞台にしたお話です。
アラスカのAnchorageからNomeまでの雪深い道なき道を、およそ1,151マイル(1,842キロほど)を、10日間ほどかけて駆け抜ける、それは過酷なレースです。
このレースのリード犬のAkiakを主人公にした、『Akiak: A Tale From the Iditarod』です。文とイラストは、Robert J. Blakeさんが手がけた絵本です。
YL 2.6~3.0程度、語数は1,119語 Lexile: 590Lの本です。
本の内容のご紹介
リード犬のAkiakは10歳。これまで出場したレースでは、5位、3位、2位という成績は収めているけれど、優勝は一度もありません。今回が年齢的にも最後になるレースです。犬そりの操縦士はMickが務めます。
号砲と共に、58チームの過酷なレースが始まりました。
急な坂道や、危険な道が続くレースですが、Akiakは常に安全で速く辿り着ける道を見つけ出し、決して迷うこともなく、チームを率います。
レースは順調にスタートし、3日目には、前を走っていたWilly Ketchamのチームを抜き去り、3位に躍り出ます。そして4日目には、Tall Tim Broonzyのチームを抜き、2位に躍進します。
ところが、この4日目のことでした。Akiakに異変が生じたのは。深い雪を歩き続けてきた影響でAkiakは足を引きずっていたのです…。操縦士のMickはAkiakをここでチームから切り離し、Roscoeをリード犬にしてレースを続けるという苦渋の決断をせざるを得ませんでした…。
ところが5日目。スタッフがヘリコプターでAkiakを迎え入れようとしたのですが、Akiakは、はるか先を行くMickたちの後を追いかけます。そこには、人が見習わなければならないような強い意志がAkiakの中に満ちていたのでした…。
そして、この後、爽やかで心に残る展開が…。
このレースの行方がどうなったのか、気になる方は、是非お手に取って読んでみてくださいね。過酷な犬ぞりを舞台にした、温かいお話です。
最後に
このブログでは、これまでに英語の絵本を紹介しています。もしご関心がありましたら、ぜひどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬