こんにちは♪
新年度が始まり、怒涛の毎日をお過ごしの方も多いと思いますが、その4月も半分ほど過ぎましたね。ゴールデンウィークを楽しみに、毎日楽しく乗り切っていきましょうね!
1.はじめに
以前、このブログで、Graded Readersとは、使用する語彙のレベルを段階別に制限した、英語学習者用の読み物だと書きました。Graded Readersの背景には、語彙レベルが英語の読みやすさを大きく左右する重要な要素であるという考えや研究成果に基づいています。
Graded Readersでは、語彙リストだけでなく、文法シラバスも各出版社で段階ごとに作成されています。例えば、Oxfrod University Pressが刊行するOxford Bookworms Libraryシリーズや、Oxford Dominoesシリーズでは、以下のように文法シラバスが規定されています(一部抜粋)。
- Starterレベル(250語レベル):単純現在形、現在進行形、命令形、canやmustの助動詞、be going to、動名詞を使用。
- Stage 1(400語レベル):Starterレベルに加えて、単純過去形を使用
- Stage 2(700語レベル):Stage 1に加えて、現在完了形、will、have to、must not、could、形容詞比較、過去進行形、付加疑問、ask/tell + 不定詞を使用
- Stage 3(1,000語レベル):Stage 2に加え、should、may、現在完了進行形、used to、過去完了形、使役、関係施設、間接表現を使用
参考:
2.Macmillan Readers Level Testについて
このように語彙や文法に制限があるとすると、「自分に合ったレベルはどれ?」と気になる方もいらっしゃるかもしれません。
以前にも書きましたが、多読の基本は、「やさしく、たくさん」と「ゆるく、ながく」。
やさしい英語だからこそ、辞書なくてもスラスラ読めるわけで、その「スラスラ読み」が、多くの英文量につながるからです。そして、英語を(解読ではなく)読書としての読み方をするからこそ、本の楽しみを味わえるわけで、長く続けられるからです。
その意味では、やさしいレベルを選べば間違いないのですが、それでも、自分の英語力以上のレベルの本を選ばないようにするために、何かしらのガイドは必要ですよね。
そんな、自分に合ったGraded Readersのレベルを知るのに参考になるのが、以下の
Macmillan Readers Level Testです。
これは、Macmillan Readers(通例、MMRと略します)という、6段階に分かれたGraded Readersのシリーズの語彙リストや文法シラバスに基づいて、空欄に合う語を4択の中から選択するという形式の診断テストです。
問題には、語彙の意味を問うものもあるし、文法の知識を問うものもあります。
この結果で、Level 1~Level 6までの間でお薦めのレベルがわかり(MMRの一例は、以下をご参考になさってください)、特にMMRが好きな方には、その後の多読の参考になると思います。
MMR Level 1 L.A. Detective YL 0.8 714語
MMR Level 2 Anna and the Fighter YL 1.4 2,406語
MMR Level 3 The Princess Diaries YL 3.0 12,444語
Macmillan Readers Princess Diaries 1 The Elementary Without CD
- 作者:Collins, Anne
- 発売日: 2008/05/31
- メディア: ペーパーバック
MMR Level 4 I, Robot YL 3.5 18,446語
MMR Level 5 Slumdog Millionaire YL 3.8 19,822語
MMR Level 6 The Ghost YL 4.7 19,692語
4択問題ですし、それほど時間もかからずできる診断テストですので、ご関心があればトライしてみてはいかがでしょうか♪
3.最後に
この記事に関連する、過去のブログは以下になりますので、こちらもよろしければチェックしてみてくださいね♪
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬