タドキストによる英語多読ブログ

1000万語以上の多読経験をもとに、多読の魅力を発信するブログです!本には魅力がいっぱい。英語の本を通して、人生を深く、豊かなものに。

リズムのよい英語で音読も楽しみたいビギナー・リーダー『Snow』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、リズムのよい英語の音を音読しながら楽しみたい、ビギナー向けの絵本をご紹介させていただきます。

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、Roy McKiéさんが文を、P.D. Eastmanさんがイラストを手掛けた絵本、『SNOW』です。

 

YL 0.4~0.6程度 語数は495語  Lexile: 250L 

シリーズ:Beginner Booksの本です。

SNOW - PREMIUM EDITION

SNOW - PREMIUM EDITION

Amazon

P.D. Eastman

 

本の内容のご紹介

この本は、The Cat in the Hatでも有名なスース博士によって1957年に立ち上げられた、「小さい子どもが自力で読めるようになる」ための本のシリーズ、Beginner Booksシリーズからの1冊です。

 

お話の内容としては、雪が深く降り積もった日に、女の子が犬とお友だちと一緒に雪遊びをするというものです。

 

降ってくる雪をなめたり、寝転がって跡をつけたり、そりで遊んだり、スキーで滑ったり、転んだり、雪の家を作ったり、大きな雪だるまを作ったり…。

 

このように、雪遊びを満喫するというお話です。

 

読んでいるだけでも雪遊びをしたくなってしまいますが、この本の魅力は何と言っても脚韻を踏んだリズムのいい英語で書かれていることです。

 

一例を挙げれば、

Snow is good.

It makes you slide.

It lets you give

Your dog a ride.

Snow is good

For making tracks...

And making pictures

With your backs.

 

太字の単語のように、最後に同じ音を規則的に並べることで、リズム感たっぷりに音読して英語の音を楽しむことができます

 

お子さまへの読み聞かせや、小学校での英語教育などでも重宝しそうな一冊です

もし気になれば、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

この本のイラストレーターのP.D. Eastmanさんの絵本としては、以下の本もご紹介したことがありますので、合わせてどうぞ。

erelc.hatenablog.com

 

このブログでは、これまでたくさんの多読図書や絵本をご紹介してきました。

以下の検索ボックスにキーワードを入れれば検索できます。

erelc.hatenablog.com

 

また、右側のサイドバーの中で気になるカテゴリーがあれば、クリックしてみてくださいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading!!

お話の中でアルファベットを学べるABCブック、『Harold's ABC』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、お話の中でアルファベットを学べるABCブックをご紹介させていただきます。

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、ニューヨークご出身の児童作家、イラストレーターのCrocket Johnsonさん(1906―1975)が文とイラストを手掛けた、『Harold's ABC』です。

 

YL 1.2~1.6程度 語数は934語  Lexile: 550Lです。

Crockett Johnson

 

本の内容のご紹介

この表紙に描かれている小さな男の子、Haroldが主人公です。

Haroldが持っている紫色のクレヨンは、描いたものが現実になる不思議なクレヨン。

 

この日、Haroldはクレヨンを持って旅に出ることにしました

まず出会ったのはA

紫色のクレヨンでAに絵を加えて家(attic: 屋根裏)にします。

 

その家を出て、旅を続けると次にであったのはB

クレヨンでBに絵を加えて本(book)にします。

旅には言葉が必要というわけですね。

 

そして次に出会ったのはC

クレヨンでCに絵を加えてケーキ(cake)にします。

ケーキを食べて腹ごしらえです。

 

そして次に出会ったのはDです。

この後のHaroldの旅が気になれば、ご自身で確かめてみてくださいね

 

ABCを単語レベルのみで学ぶのではなく、お話の中で学べる本です。

英語がある程度読めるようになった方に好適なレベルです

 

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

Crockett Jonhsonさんの作品としては、以下の本もご紹介したことがあります。

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

この本と似たコンセプトの本として、Anthony Browneさんの『Bear Hunt』をご紹介したことがあります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!

erelc.hatenablog.com

 

この本と同様のABCブックとしては、以下の本もご紹介したことがあります。

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading!!

青を基調としたイラストが見ているだけで楽しい! キーツ賞作品『Shh! We Have a Plan』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、青を基調としたイラストが見ているだけで楽しい!英語の絵本をご紹介させていただきます。2015年のキーツ賞(イラストレーター部門)を受賞した作品です。

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、Chris Haughtonさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Shh! We Have a Plan』です。

 

YL 0.2~0.4程度 語数は102の本です。

Shh! We Have a Plan

Shh! We Have a Plan

Amazon

Chris Haughton

 

本の内容のご紹介

青を基調としたイラストが印象的な本書の登場人物は、

ちょっと間抜けな4人組。

 

ある夜、4人組のうち3人が虫取り網を持って森の中を歩いていくと、

鮮やかな色の鳥を発見!

 

網を持っていない一番小さな男の子が、呑気に、

"Hello birdy"

なんて言うものですから、他の3人からは

"Shhh! We have a plan."

と注意されてしまいます。

 

抜き足差し足で鳥に迫り、網を構えて、

いち にの さん!で捕まえようとすると…。

 

はてさて、3人組の計画はうまくいくのでしょうか…?

 

この本で言葉として書かれているのは100語程度ですが、

言葉にはなっていないメッセージがユーモラスに伝わってきて

楽しく読める明るい絵本です!

 

もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

2015年のキーツ賞(イラストレーター部門)を受賞した作品です。

 

最後に

キーツについては、以下の記事で紹介しています。もしキーツとは何かを知りたい方は、以下もどうぞ。

erelc.hatenablog.com

 

この本には、『しーっ!―ひみつのさくせん』の邦題で和訳版も出ていますので、合わせてご紹介させていただきます。

 

また、Chris Haughtonさんの作品として、以下をご紹介したこともありますので、よろしければ合わせてどうぞ!

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

このブログでは、これまでたくさんの多読図書や絵本をご紹介してきました。

以下の検索ボックスにキーワードを入れれば検索できます。

erelc.hatenablog.com

 

また、右側のサイドバーの中で気になるカテゴリーがあれば、クリックしてみてくださいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading!!

エズラ・ジャック・キーツ賞とは?―エズラ・ジャック・キーツ賞作品の紹介とともに―

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

 

 

はじめに

今回は、人間や家族をテーマにし、民族や社会の多様性を重視する絵本作家とイラストレーターに授与されるエズラ・ジャック・キーツについてご紹介させていただきます。

 

エズラ・ジャック・キーツ賞とは?

今回、特に参考にさせていただいたのは、以下のEzra Jack Keats Foundationさんの公式ウエブサイトです。

www.ejkf.org

 

このEzra Jack Keats Foundationによると、エズラ・ジャック・キーツについて、以下のように説明されています。

The Ezra Jack Keats Award was created to nurture illustrators and writers, early in their careers, who create extraordinary books that reflect our diverse population, the universal experience of childhood and the strength of family and community. Over the years the EJK has succeeded in fostering the early careers of many of our country’s leading children’s book makers.

つまり、多様な人々、子ども時代の経験、家族やコミュニティの強さを反映した本を創作する、キャリアの浅いイラストレーターや作家を育成するために設立された賞ということです。

 

差し詰め、人間や家族をテーマにした作品の新人賞といったところでしょうか。

 

また、この賞の独自性の一つとして、以下が書かれています。

It is the only award that celebrates books that embrace all ethnic and social groups.

つまり、多様な民族と社会的グループを称える唯一の賞である、ということです。

 

また、

The EJK Award was first given in 1986 to celebrate new authors and illustrators of picture books that reflect the universal qualities of childhood and the multicultural nature of our world.

とあるように、1986年から授与が始まったとのことです。コールデコット賞や、ケイト・グリーナウェイ賞や、コレッタ・スコット・キング賞よりは遅いですね。

 

なお、この賞は、コレッタ・スコット・キング賞と同様、作家部門とイラストレーター部門があります

 

このエズラ・ジャック・キーツ賞の受賞作品には、下のメダルが記されます。絵本を選ぶ時の「お墨付き」の参考になりますね。オナー賞の場合は、銀色となります。

Ezra Jack Keats Award

 

このブログでのエズラ・ジャック・キーツ賞作品の紹介

このブログでは、以下のエズラ・ジャック・キーツ賞、エズラ・ジャック・キーツ・オナー賞の受賞作品のご紹介もしています。

ご関心があれば、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

1993年(作家部門) Tar Beach (YL 1.6~2.0; 503語; AD660L)

erelc.hatenablog.com

2000年(作家部門) DEAR JUNO (YL 1.4~1.8; 925語; AD500L)

erelc.hatenablog.com

2007年(作家部門) For You Are a Kenyan Child (YL 0.5~0.7; 183語; AD650L)

erelc.hatenablog.com

2014年(作家部門) Tea Party Rules (YL 0.8~1.0; 425語; AD420L)

erelc.hatenablog.com

2015年(作家部門) Hana Hashimoto, Sixth Violin (YL 2.0~2.5; 987語; AD930L)

erelc.hatenablog.com

2015年(イラストレーター部門) Shh! We Have a Plan (YL 0.2~0.4; 102語)

erelc.hatenablog.com

2018年(作家部門) Crown: An Ode to the Fresh Cut (YL 1.8~2.2; 683語; 700L)

erelc.hatenablog.com

2019年(イラストレーター部門) Thank You, Omu! (YL 1.4~1.8; 822語; AD630L)

erelc.hatenablog.com

2020年(作家部門) Small in the City (YL 0.8~1.0; 301語; AD530L)

erelc.hatenablog.com

2022年(作家部門) Out into the Big Wide Lake (YL 1.6~2.0; 1,415語; AD510L)

erelc.hatenablog.com

2022年(イラストレーター部門) Lala's Words (YL 0.8~1.2; 415語; AD520L)

erelc.hatenablog.com

2023年(作家部門) How to Say Hello to a Worm: A First Guide to Outside (YL 0.5~0.7; 343語; AD310L)

erelc.hatenablog.com

2023年(イラストレーター部門) Hot Dog (YL 0.3~0.5; 103語; NP)

erelc.hatenablog.com

 

このブログでのエズラ・ジャック・キーツ・オナー賞作品の紹介

 

2004年(イラストレーター部門) My Name Is Yoon (YL 1.4~1.8; 890語; 480L)

erelc.hatenablog.com

2013年(作家部門) It Jes Happened: When Bill Traylor Started to Draw (YL 2.0~2.5; 1,580語; 830L)

erelc.hatenablog.com

2014年(イラストレーター部門) My Grandpa (YL 0.8~1.2; 90語)

erelc.hatenablog.com

2014年(イラストレーター部門) TAKE ME OUT TO THE YAKYU (YL 0.4~0.6; 269語; AD480L)

erelc.hatenablog.com

2015年(イラストレーター部門) Grandfather Gandhi (YL 2.6~3.0; 1,478語; 600L)

erelc.hatenablog.com

2015年(イラストレーター部門) Little Elliot, Big City (YL 0.4~0.5; 171語)

erelc.hatenablog.com

2016年(作家部門) A Crow of His Own (YL 2.0~2.5; 608語; AD500L)

erelc.hatenablog.com

2016年(作家部門) The Bear Ate Your Sandwich (YL 0.8~1.2; 408語; AD 490L)

erelc.hatenablog.com

2017年(作家部門) Excellent Ed (YL 0.8~1.2; 556語; AD550L)

erelc.hatenablog.com

2018年(イラストレーター部門) Crown: An Ode to the Fresh Cut (YL 1.8~2.2; 683語; 700L)

erelc.hatenablog.com

2018年(作家部門) A Different Pond (YL 1.6~2.0; 945語; 620L)

erelc.hatenablog.com

2018年(イラストレーター部門) The One Day House (YL 1.4~1.8; 307語; AD470L)

erelc.hatenablog.com

2018年(イラストレーター部門) Windows (YL 0.5~0.7; 183語)

erelc.hatenablog.com

2019年(作家部門) Alma and How She Got Her Name (YL 0.5~0.7; 341語; 490L)

erelc.hatenablog.com

2020年(イラストレーター部門) One Fox: A Counting Book Thriller (YL 0.1~0.2; 52語)

erelc.hatenablog.com

2022年(イラストレーター部門) Every Little Kindness (YL 0.0; 3語)

erelc.hatenablog.com

2023年(作家部門) Sometimes, All I Need Is Me (YL 0.6~1.0; 231語)

erelc.hatenablog.com

 

最後に

このブログでは、コレッタ・スコット・キング賞以外でも、児童文学や絵本に授与される賞についてご紹介した記事があります。

 

アメリにおいて、絵本に授与される権威のある賞と評されるコールデコット賞と、受賞作品について説明させていただきました。

erelc.hatenablog.com

 

そして、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞である、ケイト・グリーナウェイ賞については、以下の記事で、受賞作品とともにご紹介させていただきました。

erelc.hatenablog.com

 

また、アフリカ系アメリカ人の経験を反映した、アフリカ系アメリカ人による本に対して授与されるコレッタ・スコット・キング賞については、以下の記事で、受賞作品とともにご紹介させていただきました。

erelc.hatenablog.com

 

スース博士にちなんで、前年度に米国で出版された英語による初級読者向けの本の中で最も優れた著者とイラストレーターを表彰するガイゼル賞については、「セオドア・スース・ガイゼル賞とは?」の記事があります!

erelc.hatenablog.com

 

障害体験の描写の素晴らしさを評価し、著者とイラストレーターに授与する賞であるシュナイダー・ファミリー賞については、「シュナイダー・ファミリー賞とは?」の記事で、作品紹介とともにしています。

erelc.hatenablog.com

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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